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「すずめの戸締まり」は君の名はより上と見るか下と見るか〜その1〜【ネタバレ有】

こんにちは!

ゴールデン毛玉です。

先日やっと見ました。

 

 

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「すずめの戸締り」

 

 

良かったという感想を聞いてからずっと見たいと思っていました。

今回は見た感想を記したいと思います。

 

ご注意!ネタバレあります!!

 

目次

 

 

ゴールデン毛玉さんは新海作品が好き

 

感想の前に、私は新海監督の作品が大好きです。

1番好きな作品は「天気の子」です。RADWIMPSも大好きです。

前前前世」より前の地球を丸くした歌を歌っていたころから好きです。

もちろん新海監督×RADWIMPSも大好きです。

この感想はそんなイチファンの感想です。

 

見終わって1番に思ったのは『イマイチ』でした

 

もちろん好きか嫌いかでいうと大好きな作品でした。

しかし、なんだかモヤっとする…。

おかしい。

新海作品が大好きなのになぜそんな感想になってしまったのか、考えてみました。

新海監督が好きだから、その理由が自分でも知りたかったので。

 

 

伝えたいテーマが多すぎて軸がブレてしまった

 

映画を見たのは3人でした。

私とAさんはほぼ同じ感想。

Bさんはすごく良かったと言いました。

どこが1番良かったのか聞くと、鈴芽が子供の鈴芽に椅子を渡すシーンだったそうです。

クライマックスの良いシーンでしたな。

「私は、鈴芽の明日」は良いセリフでした…。

 

そのシーンで彼女は「色々辛いことがあると思うけど、きっと立ち直れる」というメッセージを感じたそうです。

今回の大きなポイントだった「地震」さらに東日本大震災をテーマにしている作品として、ふさわしいメッセージだと思います。

 

しかし、そのメッセージは私とAさんには大きくは伝わりませんでした。

私とAさんは恋愛物語だと感じたからです。

作品の流れから考えていきます。

 

1度しか見ていないので、セリフやシーンが多少違っている可能性があります。申し訳ありません。

 

 

 

1個目の扉 元温泉街

 

鈴芽が草太と出会い、温泉街の扉を開けてしまう大事な入りの部分です。

あの導入はかっこよかったです!

私はがっつりタイトルが出て、曲がバーン!とついているタイトルバックが好きなので、一気に引き込まれました。

君の名は。」のオープニングも好きでしたが、「すずめ」の方が更に好きです。

 

椅子にされてしまった草太とダイジンを追いかけて旅に出る。

目的もはっきりとしていて旅が始まる、わくわくする1章でした。

 

2個目の扉 廃校

 

廃校の扉を閉める時に草太が鍵のかけ方を教えてくれます。

 

「この土地に眠る声を聞くんだ」

 

声を聞いた鈴芽には学校にたくさんの生徒が登校してくる様子が見えます。

このシーンで扉が開く場所にはなにか意味があると印象づけられました。

 

それとは別に昔の学校のシーンは切なかったです。

かつては多くの生徒が生活していたのに、誰もいなくなってしまったのは悲しいです。

後で地元の高校生・千果が以前通っていた学校で、土砂崩れがおき廃校となったことを語ってくれました。

1個目の扉から考えて、人がいなくなった場所の扉が開くのでは?という伏線をはるシーンでした。

 

扉とは別に愛媛と地元の人とのふれあいも多く描かれています。

ロードムービーらしくて温かい気持ちになりますな。

人との繋がりの大切さがメッセージとして伝わってきました。

 

3個目の扉 閉演した遊園地

 

印象的だったのが神戸の主婦・ルミが閉演になった遊園地を教えた時のセリフ、「最近そういう場所増えたよね」。

 

昔賑わっていた遊園地が閉演になり、取り壊す資金もなく、そのままになっている場所に私も覚えがあります。

祖父がよく連れて行ってくれた地元の小さな遊園地や、家族旅行で行ったリゾート地はすでにほとんどの場所が閉演してしまいました。

学校も悲しかったですが、私はこの遊園地がさらに悲しかったです。

昔の人がたくさん遊んでいたシーンでは涙が出ました。

 

ここでダイジンを捕まえることに成功しますが、元に戻るつもりはなく草太に「要石はお前」のセリフを残して再び逃走します。

増える謎と伏線を残して次の土地へ…。

 

ここで出会った神戸の人たちとのふれあいも良かったです。

ルミさんとの別れのシーンは涙ぐんでしまいました。

短い時間で感情移入できるのは監督の演出の力でしょうな。

また人の温かさを感じることができました。

 

長くなってしまったので

 

続きはまた後日、記したいと思います。

書きたいことがありすぎる!

 

 


 

 

ではまた!